模型製作記録 鉋木の机上から
◆アオシマ1/24・日産Z33型フェアレディZ バージョンST製作記①◆
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●まえがき

本記事は、青島文化教材社のザ・モデルカー「33 1/24 ニッサン Z33 フェアレディZ バージョンST '07」の製作記録です。

前回(トヨタ86)の記事で『次は鉄道に戻る』と言ったな。あれは嘘だ。

86を作り終わった後、次にカーモデルを作るなら、
・トヨタ車以外(各社偏りなく作りたい)
・車体色は赤以外(そういえば京急近鉄東急86に至るまで全部赤だった)
・タミヤ以外でも可(各社から作りたいキットが出ているので)
かなぁ。でも次は電車を……と考えていました。

事の始まりはそんなある日のバイト帰り。
職場を出たところで青いZ33型フェアレディZを見たのです。
それがもうめちゃくちゃカッコよかったんです。ええ。
その後数日夜の街を走る青いZ33が忘れられず、そういえばこの車さっきの条件にも合うなということで、「作るしかねぇ……」と製作を決意。
勢いでヨドバシカメラに走り、アオシマのZ33を購入したというわけです。

ちなみにZ33はタミヤからも出ていますが、2022年9月時点ではバージョンニスモを除き在庫が枯れていました。
アオシマのモデルカーシリーズは、スポーツカー一辺倒のタミヤとは異なり、セダンなども充実していて作りたい車が多いんですよね。
この機会にアオシマのキット製作に慣れておこうと思います。

目次
購入・開封~内装の製作製作(このページ)
各パーツの製作~完成(アオシマ1/24・日産Z33型フェアレディZ バージョンST製作記②

●購入・開封

前置きが長くなりましたが製作開始です。やっぱり箱絵がかっこいい。


パーツ洗浄。このキットはエンジンルーム内の再現がなく足回りもシンプルな作りなので、タミヤの86より部品点数は少ないです。

●ボディ製作

製作し始めていきなりですが、塗装案件です。
ボディと一体成型のラジエーターは、ボディを組んだ後だと塗りにくいので、最初に塗ってマスキングしておきます。
このマスキングは完成直前まで剥がしません。


前後バンパーにヒケがあるのでパテで埋めます。
なお、作業中にフロントバンパーのライト部が欠けてしまったので、パテと研磨で誤魔化してます。気を付けましょう。
スジホリも適当にやっておきます。


研磨後の削りカス除去に超音波洗浄機(安物)を使ってみました。
元々鉄道模型の通電パーツ洗浄用に買ったものですが、もう少し大きいと良かったですね……。
カップ麺がめちゃくちゃ写ってるのは気にしないでください。


サフを吹いた後、ボディのこの辺に変な線を見つけたので削ります。


この辺にもありました。


サフ吹きに合格が出たところ。


車体色はタミヤのマイカブルー。テストしたところ下地によってかなり色味が変わりますが、今回はグレーサフの上から直接吹きました。


ちなみに、試験塗装中に塗料がまだら状になるという問題が発生しました。
エア圧が足りないとこうなるらしいので「そろそろベーシックコンプレッサーじゃ限界か……」などと思っていましたが、エアブラシを分解してクリーニングしたら塗料の出がめちゃくちゃ良くなり、塗装面も綺麗になりました。
うがい洗浄では取れない汚れがニードルに溜まるらしいので、エアブラシはこまめにメンテしましょうね。


厚吹きしたクリアコートが乾いたら素地磨きをします。神ヤスの4000番くらいが傷をつけにくく安全です。


その後タミヤコンパウンド細目→仕上げ目→ハセガワセラミックコンパウンドで磨き出し。
各工程後にコンパウンドを水で流し、光沢を確認するのがポイントです。


ちなみにコンパウンドの除去でも超音波洗浄機(安物)が活躍しました。水道でざっと流してから溝に詰まったコンパウンドを超音波洗浄する感じです。


何ならコンパウンド磨きに使った100均のクロスも超音波洗浄してます。意外と使えるぞこれ……。


素地磨きをちゃんとやったので、前回より綺麗な鏡面ができました。記録写真を撮るオタメガネもくっきり映っております。

●シャーシの製作

シャーシも車体と同じようにサフを吹いてからマイカブルーを吹きます。


その上から説明書に従ってエナメルのフラットアルミとセミグロスブラックを筆塗りします。
セミグロスブラックはやや光沢が出すぎてしまったので、この後全面に半光沢クリアを吹きました。


エキゾーストパイプとマフラーのスーパーステンレス2塗装は結構楽しい。
大きめの黒成型パーツはなんとなく半光沢クリアを吹きました。


マフラーのテールエンドはメッキパーツですが、ランナーの位置が悪いのが難点。


タッチアップも無理そうなので、スーパーステンレス2で全塗装しました。
妻面のみメッキを磨き出し、内部は黒で塗りつぶします。


ブレーキディスクはフラットアルミ、ブレーキパッドは金で塗装。
バージョンS・STに標準装備のブレンボ製ディスクブレーキは、ホイール越しもかなり目立ちます。


諸々の床下パーツを付けました。

●内装の製作

続いて内装です。今回は全部白成型なので、


塗ります。
説明書によると内装色は黒と白を10:1で混ぜて作るらしいですが、そんなしちめんどくさいことはせずに普通にジャーマングレーを吹きます。
シートは指示通りセミグロスブラックです。


このキットはシフトノブでAT/MTを選択できますが、今回はATにしました。
夜の街を優雅に走るZは多分ATだと思います。


デカール貼りと色差しを施したインパネ。
説明書に指示はありませんが、ステアリング中央のZにも銀を差しました。
あの夜に見たZ33がモデルなので、当然右ハンドルの日本仕様です。


内装完成。
Zは2シーターの分、足下空間とトランクが広いですね。

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