模型製作記録 鉋木の机上から
◆プリキュアコントローラー製作記◆
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●まえがき

本記事は「ひろがるスカイ!プリキュア」のデザートケースを使用した、鉄道模型用コントローラーの製作記です。
……何言ってんだお前?って感じですよね。わかります。


この春(2023年)から静岡県で一人暮らしを開始した鉋木。
引っ越してきて早々に新居のレイアウトスペース(押し入れともいう)に線路を展開しました。
しかし、今まで父親のものを借りパクしていたKATOのKC-1とKM-1を実家に置いてきた都合で、常点灯コントローラーが不足する事態に。
ということで常点灯コントローラーを調達するすることになったのですが、せっかくだから自作するか……となったわけです。


ところで、鉄道模型のコントローラーというのは割と簡単に作れます。
以前から愛用しているこのコントローラーも、実は自作したものです。
製作の流れは
①作り方をググる(鉋木は電気系の知識に疎いので回路設計はできません)

②部品屋(秋月電子など)でパーツを調達する

③はんだ付けで回路を作る

④適当なケースに入れて完成
という感じです。

……おわかりいただけたでしょうか。
この「適当なケース」とは、回路が入って表面にスイッチやボリュームが設置できれば、本当に何でもいいのです。

ここでひらめいた。

なら巷でよく見るプリキュアの弁当箱を使ったら、痛車、痛バッグに続く「痛コントローラー」が作れるのではないか?
思い立ったが吉日。さっそく作ってみよう。

●謝辞
今回製作するコントローラーの回路は、鉄道模型と電子工作(拓啓ぽんの鉄道模型アーカイブ)様の「簡単に作れる常点灯コントローラー☆最終改良バージョン☆」をほぼ丸パクリしています。
こちらのサイトでは、鉄道模型用コントローラーの作り方が、回路図もろくに読めない鉋木でも簡単に作れるほどわかりやすく解説されています。
以前作ったコントローラーも、このサイトのものを参考にしています。
既に7年以上更新がなくいつまで残るか心配なところですが、この場を借りてご紹介させていただくとともに、厚く御礼申し上げます。

●製作

こちらが材料一式。ケースを含め3000円もいかないくらい?
材料はケースを除き秋月電子の通販で購入しました。
前述のホームページで紹介されているパーツ以外に調達したのは、可変抵抗用のつまみ、基盤固定用のスペーサーとプラねじのセット、ゴム足など。
また、ブレッドボードの代わりにブレッドボードパターン基盤を、パイロットランプにはパネル実装型のプラケット入りLEDを採用しました。
ケースについては、プリキュアの弁当箱がちょっと値が張る上デザインが縦長で使いづらいので、一回り小さいデザートケースを選択。
このサイズでも十分収まります。


まずはマステで雑に穴位置を決め、


穴を開けます。


ボリュームとスイッチ、LEDを設置してみます。完全にイメージ通り。
スイッチは方向切り替え用、ボリュームは上が常点灯の調整用、下が速度制御用です。
パーツがプリキュアに被らないようにするのがミソ。


背面にはACアダプタ入力用のソケット、出力用のケーブル(KATOの純製品を使用)、メインスイッチを設置します。


基盤はこのようにプラねじとスペーサーで固定します(写真では裏返しになってます)。



はんだ付けで基盤を作ります。
ホームページで紹介しているブレッドボードとやや構造が異なるので注意します。


基盤とパネル実装パーツをケーブルで繋ぎます。


動作確認。問題なく動作しました。
速度制御が効かない場合には、可変抵抗接続部の接触を見直してみるとよいと思います。


最後に、プラねじの頭が出っ張っているのでゴム足を付けます。

●完成

完成です。お疲れ様でした。


反対から見たところ。
プリキュアも可愛いですが、形状もレトロ家電っぽくて可愛くないですか?


1台目(常点灯+自動加減速機能付き)、2台目(9v電池式)との並び。
2台目までは立派な金属ケースなのにどうしてこうなった……。

動作 pic.twitter.com/KrJo1emucZ

— 鉋木 (@kanna_gi) May 7, 2023
こんな感じでちゃんと動作します。


こうして、複線分の常点灯コントローラーが確保できました。
押し入れレイアウトも電飾やストラクチャーの設置で仕上がってきてます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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