模型製作記録 鉋木の机上から
◆マツダ・GG3S型アテンザスポーツ後期型のテールライトを4灯化する◆
トップページに戻る
●まえがき


本記事は、マツダ・GG3S型アテンザスポーツ後期型のテールライトを4灯化した際の備忘録です。
アテンザの初代モデルであるGG型は、前期型ではテールライトが4灯(外側2灯はブレーキランプ兼用)だったのですが、マイチェン後の後期型では内側2つがダミーとなっており、点灯しないどころか電球の穴すらありません。
後期型最大の残念ポイントです。
今回はこれを点灯化し、アテンザ本来のスポーティーな4灯テールを取り戻します。
最初はすんなり完成する予定だったのですが、かなり沼にハマってしまいましたので、そちらの経緯についても時系列に沿って記載します。

●おことわり

テールライトの4灯化は車検に通るのか?と思って調べたところ、4灯化は特に問題にならないことが多いようです。
ですが、弊アテンザは着用後まだ車検を通していません。
また、管理人は車DIYド素人であり、方法が正しい保証はありません。
この記事を参考に作業される際は、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
すべての記事のフッダに書いてあることですが、今回は特にご留意願います。

●当初の計画:内側のテールだけ前期型に換装すればよいのでは?


そう思ったので買いました。
ヤフオクで左右計4000円程度。


左が元からついていた後期型のもの、右が今回買った前期型のものです。
前期型ではテールランプのソケットが付いている部分が、後期型では穴ごとなくなってることがわかります。
ちなみにこのテールライトは外側テールと同様にダブル球なので、細工すればブレーキランプも4灯化できそうですが、今回はやりません。
前期型でもブレーキランプは外側2灯(+ハイマウント)のみだったようです。


(画像がひっどい)
前期型の流用といってもテールライトへの配線は必要なので、エーモンの電工セット(テスターつき)を買いました。
追加で配線コネクタ(赤)、圧着接続端子(使わなかった)、0.50sqのダブルコードも購入。


この辺の作業中画像を撮ってなかったので(すまん)、やったことだけ列挙します。
・ボンネットを開けてバッテリーの接続端子を外す(安全のため)
・リアハッチの内張りをすべてはがす
(アテンザスポーツワゴンの剝がし方がみんカラにあったので参考にしました)
(でも爪を2か所くらい破壊した 固定に支障はないはず)
(自信がないので詳しい手順は割愛)
・左右それぞれのナンバー灯の配線を配線コネクタで分岐する(画像参照)
・分岐した配線を、購入したテールランプについていた純正プラグに接続する
・内側テールランプ(ボルト2つで固定されている)を前期型のものに換装
・配線プラグを接続
・点灯テスト
・リアハッチを開け閉めして耐久テスト
・内張りを戻す


無事4灯化できました!かっこいいね!
……しかし、これが沼の始まりでした。

●購入したテール、元のやつと色が違う問題


完全にノーマークでした。
後期型(画像上)は内部の金属メッキが黒っぽいのに対し、今回買った前期型は明るいシルバーとなっています。


実際に装着すると、後期型の外側テールとの差がはっきりわかります。
(装着前にわかっていたことですが、少なくとも配線は生かせるだろう……ということで装着に踏み切りました。)

●前期型の中にも黒いやつがある?

当初、テールライトの色はマイナーチェンジで変わったと考えていました。
しかし、前期型オーナーさんが上げている画像やカーセンサーの掲載画像を見ていると、どうも前期型にもテールが黒っぽい個体がいる……気がする。
そんな折、ヤフオクで明らかに黒っぽい前期型テールランプ(片方のみ)を見つけたので、購入してみることに。


届いたものがこちら。
あれ?思ったより黒くない……?


手前から、元の後期型、黒っぽい?前期型、最初に買った前期型です。
確かに最初に買ったやつよりは黒い(微妙な差 仕様なのか経年劣化なのかは不明)のですが、後期型の黒とは全く違います。
やはり、前期型と後期型は全く別物と考えた方がよさそうです。
(よく見るとレンズ形状も違う)

●後期型テールを加工するしかない

ここまでの投資はテールランプ代だけで8000円弱。
もう引き下がる道はありません。
覚悟を決めて元の後期型テールに穴を空けます。


後期型のテールランプ部分には、穴を塞いだ痕跡がうっすら残っています。
これを目印に穴を空けます。
小さな穴をつなげて大きな穴を空ける作戦です。


空きました。


ヤスリで形を整えつつ、現物合わせで穴を広げます。
削りカスはダスターで飛ばしたり、無水アルコールを流し込んでシャバシャバしたり(その後しっかり乾燥させること)で除去しました。


ソケットは購入した前期型についていた純正品を使います。
固定用の突起物はすべて切除。
車載用強力両面テープでの固定を考えていましたが、いい感じに圧着できました。
なお、ソケットが手元にない場合は、akibaLEDピカリ館で売っているウェッジソケットを使えばよいと思います。


(相変わらず記録写真が適当すぎる)
ついにテールランプ入りの後期型内側フィニッシャーパネルができました。


テールライトの換装だけなら電球交換用のメンテナンス小窓を開けるだけでできます。


ただし、こういう先の曲がるラチェットが必要です。
ホムセンで2000円で購入。


考えてみれば、色を合わせるなら外側テールも前期型に換装するほうが楽だったと思います。
でもこう見ると……後期型の黒テールってかっこいいよね……。

●完成


ついに真の後期型4灯テールアテンザを拝むことができました。
感無量です。


サムネ画像は一眼レフで撮りました。(長時間露光)


(ライティングが微妙)
お読みいただきありがとうございました。
これからも理想のアテンザ像を追求していきたいですね。

トップページに戻る
製作、加工は自己責任で行ってください。 このサイトを参考にして生じたトラブルについて、管理人はその責任を負いかねます。
(c)2021- 鉋木
inserted by FC2 system